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概要
メンバー全員が袴等の和装で公演を行う語りべ和ロック楽団。
静越(しずこし)という架空の地域の民話や伝説、偉人伝承を語りと唄、音楽で伝えるコンセプトバンドである。
時代背景は明治後期~大正時代。
和風のロックというジャンルではあるが三味線や尺八等の和楽器を一切使っていないのが大きな特徴である。
そのため、和の要素を持つメロディーやコード、歌い回しを多用して「音による和の表現」に特化した楽曲を産み続けている。
元々は日本以外のミュージシャンにも和旋律の音楽を演奏する事が出来れば良いという想いから始まった。
曲調はロック、ハードロック、メタルなどからダンス、ポップス、童謡まで非常に幅広い。
80年代の洋楽の影響を色濃く受けている事もあり随所にオマージュが見られる。
また全ての楽曲にそれぞれの物語があり登場人物の名前や職業、背景まで細部に渡り作り込まれている。
ただし、この内容はあくまでも裏設定として存在しているのでライブをはじめ公式では殆ど語られることは無い。
楽曲の冒頭部分で「語り」を呼ばれる曲に纏わる物語を朗読し、その後楽曲が始まるのが基本的なスタンスである。
演奏時間やライブの状況で曲によっては語りが省かれる事もしばしばある。
楽曲以外での大きな特徴としてはメンバー全員が着物と袴を着崩したり改良を加えたりせずにそのまま着ている事であり、
着物風の舞台衣装を纏う数多くの和のコンセプト団体との差別化を図っている。
唄手のお優美は資格を有したプロ着付師である為、衣装やメンバーの着付指導などは彼女に一任される。
また狐弐の狐面は京都の面打師に依頼して製作した能面の一種であり表情が豊かに変わる細工がされている。
など、和文化の世界発信への要素が多いのも奏手候の一面である。
世界観
開国から年月は流れ、貿易業で大きく発展した亜寡町は和洋折衷の独特の文化を形成しており、
技術者達の熱心な研究の結果、蒸気機関が飛躍的に発達し、町は様々な電気器具で溢れかえっていた。
目まぐるしく変化する最先端の日常生活の中で、音楽や楽器もまた革新的な進化を遂げていた。
亜寡町の中心部である繁華街には南蛮ヱレキ楽器を専門に扱う店が軒を連ね、
大音量で激しいヱレキ音楽を演奏する為の「演奏小屋」も歌舞伎小屋や芝居小屋と共に、
夜の街を音と光で華やかに彩っていた。
大規模合戦などは既に遠い過去の話。
人々は、この良きハイカラな時代を謳歌しているのであった。
文明開化の風も過ぎ
楽 愛で集うは奏手衆
南蛮楽器に身を任せ
我等、今宵も奏でて候
奏手衆
静越地方最大の都市、亜寡町。
その北の外れに石目神社と呼ばれる小さな神社がある。
奏手衆は夜な夜な集会所に集い、音楽を奏でる。
そこは奏手候の秘密の隠れ家・・・
静越地方に伝わる偉人伝承や御伽噺、言い伝えなどを探し出して来ては、
それを楽曲にして語り歌う。
亜寡町に住む癖だらけの奏手衆をご紹介致します。

名前:狐弐(Koni)
通り名:リーダー、狐ちゃん、コニさん、コニちゃん、頭首
担当:低音(S.Bass)
備考:
奏手候を立ち上げた張本人で、頭首を務める。
銀髪に黒狐面、大柄で豪腕であるが、見た目と違い性格は非常に陽気で明るい。
奏手候の集会所でもある石目神社に住み着いている。
亜寡町での交友関係は大富豪から世捨て人まで多岐に渡る。

名前:お優美(Oyumi)
通り名:お優美ばあさん、お優美さん
担当:唄・語り(Vocal/storyteller)
備考:
静越地方の民話や伝説を唄として人々に語り伝えるべく奏手候を復活させた。
明るく温厚だが、公演では憑依されたかの如く感情あらわに触覚を振り回す。
亜寡町内では着付けの師範としての顔も持ち、生計を立てている。
ハイカラなブーツやアクセサリーを好んで身につける事が多い。
好物は甘味、米、日本酒。

名前:潤(Jun)
通り名:潤くん、潤さん
担当:太鼓(Drums)
備考:
行きつけの演奏小屋の店主より紹介を受け、奏手衆に勧誘される。
公演時には非常に情熱的な演奏を見せるが、普段は非常に無口で殆ど感情を表に出さない。
亜寡町最大手の亜寡町出版社へ勤務し、町の様々な情報を仕入れて来る。
南蛮菓子を好んだりハイカラなブーツを愛用するなど、諸外国へ興味津々である一面も見せる。
趣味は野球観戦。

名前:古都旺(Kotsuo)
通り名:こっつぁん、コツオさん
担当:左弦(Guiter)
備考:
共通の友人を介して奏手衆と出会い、その後奏手候の弦手を担う事になった。
人当たりも面倒見も良く、明るく陽気、飄々とした性格でバンドのムードメーカー。
長身、長髪で、ハイカラな帽子やブーツを好む。
主に激しい音楽を好むが、幅広い領域の音楽を愛好している。
