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あづまのはなみち

我妻の花道

作曲 狐弐 歌詞 お優美

十五で出て来た花街の

川縁の桜が一度は散り 

再びその花を咲かせんと 

光を求めて舞う 

 

二度と故郷にゃ帰れない 

その覚悟でこの足踏み入れた 

理想と現実の狭間に挿す 

花簪が揺れる 

 

何があろうとも 

涙は流さぬと 

花弁を浮かべ流した 

渦を越え先へ行け 

 

花は咲くから美しく 

散れど咲くから美しく 

冬を越えて咲き誇れるさ 

我が照らす花道 

 

決して挫けぬと 

誓ったこの道に 

灰を撒けど花にはならぬ 

冷たい月夜が笑う 

 

花となれ くすんだ灰よ 

無言の月光に照らされて 

流れ落ちる雨を隠して 

白く染め上げてよ ねえ 

 

灰でいい 花となるなら 

いつか咲き誇れるのならば 

お涙頂戴の三文芝居じゃ 

美しく咲けやしないのさ 

 

花は咲くから花なのさ 

散れど笑うから花なのさ 

さあ咲き誇れ さあ泣き笑え 

信じたその道を行け

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