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せんさんじのふで
千閂寺の筆
作曲 狐弐 歌詞 お優美、武書道室
音の止まった様な林に 静かに立つ
それは 先に出会う者を知っているかの様
戦火の中駆け抜ける 赤黒く染まる穂先
人の想いの数 染み付く無念の痕
癒えぬ悲しみを 刃の無きその虚空へと
止まらぬ時の底に 止まったままの時がある
想いを吸い 時を残す 一筆に宿る言霊
詞は同じ詞を呼ぶ
強きものが取り込んでゆく
狂わすのは
滲む墨の縁 残されてしまった 時
ひらり けしかける 一つ穴の紙狐
想いはそして形を成す
目に見えぬものが交わる時
重なった残像は新しい綴りとなり
息を吹く